むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

「里山ではなんでもやる生き方」を。自分なりに、を見つけて

 里山に多くの若者が入る。「暮らす糧」をどうしてつくるか? 

 国立大を出て、農業を選択した若者が言った。

 初めは稼ぎを作らなければ考えた。でも、地域とのつながりが深まり、多くの支えができてからは、生きていくとはあらゆることをやることだと思うようになった。

仕事も生活も、自分なりに作っていけばいい。
地域の役にたつように暮らすなかで仕事が生まれる。目新しいことではなく、ムラひとはずっと営んできたことである。都市でも、同じこと。

 聴いていて思った。とんがっていたのでは、どこでも暮らせない。ムラひとも、とんがらないで会話したらいいのに。上下関係を、ゆるやかにすれば、おだやかに呼吸できそうに思う。