2月21日の「朝日新聞」に、池上彰さんが「報道 悲劇なくす第一歩」とのコラムを寄稿している。
池上さんの報道スタンスで興味ある。
「国際ニュースは、何のために報じるのだろうか」の書き出しではじまる。
後半、語気がきびしくなる。
『「危険だから」と言って紛争地にまったく近づかなくては、その紛争は報道されません。情報社会の現代においては、報道されないことは存在しないことでと同じです。報道することで、存在が世界に知られ、救援の手が差し伸べられたり、対策が取られたりするのです。
悲劇の存在を伝える。それが悲劇をなくすための第一歩なのです。』
ジャーナリストの義務感だ。