2016-12-09 煩悩の子 夕方の散歩は、てぶくろがないと、かじかんでくる。憂いにみちたどんよりした空をみながら歩くと、ひと恋しい。愁訴にくれる。 賑やかな声が聞こえる民家のそばに寄ると、温かさがつたわる。 「この人となら」と思った相手と、さて、一対になってしまうと、思いもかけない景色がみえる。やがて・・・・。 煩悩の子。