むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

「学びほどく」ことのご利益

 「ネットがここまで普及して、ある程度までの知識なら5秒で正解が見つかる世界に、教育ってどうなるんだろう。ギリギリまだGoogleとかが普及する前に10代を過ごしててよかった。今の時代に知識ばっか詰め込まれたらたまったもんじゃないな。難しいところ。」

 野田洋次郎さんの、つぶやきである。

 教育をうけるひとだけではない。知識人とつきあっていても、習ったとうりを喋るひとがいる。普通の、日常生活の言葉として言い当てるようでないと、みすかされる。「学びほどく」(鶴見俊輔)訓練である。

 まず、疑うことからはじめる。汗をかく。評価は、自分でくだす。