むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

たちすくむ

 不安な個人、立ちすくむ国家が、現実となって、10年がたつ。人間の「サル化」が顕著になっている。もてはやされた「絆」が、どこからも聴こえてこない。

 公助、共助も、はるかかなたにいった感じがするのは、わたしだけだろうか。焦り、いらだち、不安だけがただよう。

 また一人、お年寄りが亡くなった。「高齢化」とマスコミはいう。そうではない。「老齢化」である。