むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

茂木健一郎センセイのひとづくり

 茂木健一郎センセイの「小林秀雄を学ぶ塾」が第4期生を募っている。

 センセイのひとづくりなんだろうと、関心している。

 ーー小林秀雄さんの担当編集者を長年つとめられ、生前の小林秀雄さんを深く知る立場にある池田雅延さん(元、新潮社編集者)を「塾頭」とし、小林秀雄さんの著作を読み、その思想に触れ、困難な現代を生きる糧とすることを目指す「池田塾」は、2012年に発足し、三年間、学びを重ねてきましたーー
  
 と、ある。

 センセイご自身も、「塾頭補佐」だ。
 
 こうした地道な試みが、やがて大きな翼として羽ばたいて行く。

 ジャンルはまるで異なるが、まちづくりで今や、日本的なモデルとなっている島根県海士町」の取り組みの土台は、当時・一橋大学の教授だった関満博センセイが実践しておられた「関塾」である。