むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

反骨が取り戻せるのか、2020年のジャーナリズム

 もう少したてば、新たなとしをむかえる。2020年。

 長らくつとめた会社では、今月ぐらいから「新年号」づくりに拍車がかかる。きまって「新年への言葉」を識者に寄稿、もしくは聞き書きする。2020年だからオリンピック、パラリンピックがメインだろう。てっとりばやく座談会を紙面化しているだろう。

 不遜ながら、運動よりも興味があるのは、それを報じるジャーナリズムである。明日の見えない世、困難は、これからもつづいていく。けれども、困難は、また、ひとを磨く。古いが、ジャーナリズムの根幹は、反骨である。いまのような自主規制し、肝心のことを伝えない媒体から、はやく抜け出てほしい。

 そして、自分たちの仕事をメディア(手段)なんて、あてもない単語で呼ぶことはやめてもらいたい。