むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ありあまる時間

朝早く起きると、得をした気分になる。 窓をあけて、一番の空気を吸い込む。 水分も、呑みこむ。 日課になると、早起きになりそう。 たっぷりの時間だ。

聴くことへのこだわり

あたり前に行っているインタビューに、ワークショップがあることに驚いた。 「〝きく・はなす〟技術と感覚をめぐる五泊六日」とある。 趣旨を書いてみる。 「きく」ことをめぐる、センスと技術を再検討してゆきます。 誰でも日々普通にやっている「きく」こ…

塩の苦味

「百聞は一見にしかず」という。 でもーー「百聞百見は一験にしかず」ともいう。 塩の苦味はなめてみないと分からないと同じことである。 畳のうえでの経験では、なにごとも、いざという時に役にたたないことなんでしょうね。 経験は、からだにたたきこまれ…

サンダーバードも刷新するそうだが、時間は据え置き

サンダーバードもテコ入れ。 JR西日本は、北陸と関西を結ぶ特急「サンダーバード」の内装や車体デザインを9億円かけて、順次刷新するという。 へー。なぜ? 北陸新幹線に負けじと対抗してもらうのは助かる。 グリーン車の座席の座り心地を改善するほか、…

東京新聞の余裕

ぎすぎすした話題の多い新聞だが、今朝の「東京新聞」のコラムを読んでニヤッとした。 流行遅れのGNPにからんだ「都市伝説」がある、というのだ。 日産自動車の入社試験。面接で「GNPとは何ですか」と問われ、「がんばれ(G)日産(N)パルサー(P…

言葉の危さ

言葉は一度発してしまうと、取り返しがつかない。だから、アタマに浮かんだことの大半は、口にしないほうがいい。 言おうか、言うまいか、迷うことがあれば、言わないほうがいい。 口にしてはいけないことを、口にしてひとの心を無用に傷つけたり、立ち上が…

知った「かぶり」

「発明のできないコミュニティデザイナーは、残念ながら永遠にアシスタントのままだ。」 ある本を読んでいたら、この語句に出会い、立ち止まった。 「発明」とは科学的なものではなく、人の心に訴えかけるアイデアのことーーこう説明がついている。 新明解国…

男の5人に1人が、50歳まで独身のまま

国立社会保障・人口問題研究所のデータでは、男性は5人に1人、女性は10人に1人が50歳時に独身のまま。生涯未婚率というのは、「50歳時」の未婚率を算出したものをいうそうだ。 いいご時世だ。結婚しないのか、できないのか。 データだから詳しいことはわから…

朝日は、最後の新聞人 むのたけじ の声を聞け

ひとの何とかも、75日。とかいうよりも、最近は、7日ほどすれば忘れそう。 朝日新聞が引き起こした一連の失敗も、どこかに飛んでいっていそう。 朝日新聞が1992年に創刊4万号を迎えたときの対談。作家の司馬遼太郎さんが次のように述べているそうだ…

ゆるいつながり。コミュニティデザインが人気の訳

ひとがつながる仕組みをつくる「コミュニティデザイン」が人気だ。いたるところで実践されている。つながりも、以前の密度の濃い関係ではなく、ゆるい結びつきだ。方法論だろう。 どうつくるかーーその活動が多少とも、地域に貢献すること。「ありがとう」と…

一意専心

できると思う心のどこかに、無理かもしれないと思う心があると、次から次に無理が出てくる。 負けるかもしれないと思う心があると、そこで負ける。 もうダメかなと思う心があると、そこからダメになる。 失敗しそうだなと思う心があると、確かに失敗する。 …

らっきょう芯

らっきょうの皮を、むいてむいて、しんまでむいても、何もない。 きっとある、何かある。それを信じて、また、べつの、らっきょうの皮を、むいて、むいて、何もない。 この猿のかなしみ、わかるだろうか。 疑えば、きりがない。

地方創生でカジノ。ハウステンボスの駐車場周辺

大がかりな地方創生開発が進むのかーー。 カジノを含む統合型リゾートの誘致を佐世保市とめざす長崎県が、同構想の基本的な考え方を示した骨子案をまとめたという。 地方の成長モデルを作り出す「地方創生型統合型リゾート」の必要性を強調し、観光産業に変…

生まれてきたときは白紙

いい人がいないはずなどありません。 だってこの世に生まれてきたときは誰もがいい人だったはず。まっ白なんですからね。 自分で勝手に相手を限定しすぎているだけなのでしょうね。

百人百様

ひとを知るには、大きく分けて三つの側面があるような気がする。 ひとつは、外から見える様子。 ふたつは、そのひとが説明してくれた内面の様子。 みっつは、心の中の景色そのものである。 みんな百人百様だから、底知れない。

歩いているだけでもうけもん

まがりりくねった歩みでも、迷いどおしの足取りでも、歩きつづけることが大切なんだろう。 希望は目的地ではなく、歩くことそのものの中にある。 先は長い。 休んでも、歩いていればいい。

変化を受け入れる

変化とは慣れ親しんだ状況に別れを告げて、不慣れな状況に直面することである。 変化に抵抗しようとする人は、自分の人生そのものに抵抗していることになる。 必要なのは変化に乗じること、少なくとも、変化を受け入れることである。

仕事は二階建ての家

仕事って、二階建ての家みたいなものだと思う。一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。 だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。 それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけな…

人口増加はまちを豊かにするとは限らない

市町村の盛衰のバロメーターの一つに、人口の増減がある。 人口が減っているまちは、廃れている。人口が増えるまちは、発展している、と考えがちである。過疎のまちでは、さまざまな優遇策で人口を増やそうとする。だが、大きな落とし穴がある。 下手な人口…

「三十人の読者」

「野口冨士男文庫17」(越谷市立図書館発行)の冊子が届いた。亡くなって20年たっても、こうして顕彰されている作家は、幸せである。されるほうも、するほうも、並大抵の努力だろう。 今号には、「群像」で野口センセイを担当されていた天野敬子さんが人…

積雪20センチ

強い冬型の気圧配置となっていて、昨夜から雪がふって約20センチ積雪がありました。まだまだ止む気配はない。 上空およそ5500メートルには真冬並みの強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となっている。

なにはなくとも、コナン

コナンは強い。 空港にコナンが冠されたばかりだが、今度は鉄道だ。 JR西日本の人気企画「ミステリーツアー」が今年春にも”名探偵コナンの古里”鳥取県内で初開催されることになりそうだ。 遅ればせ、という感はいなめない。 2年後に控えた豪華寝台列車の…

ふるさと納税で、 あの「ミライ」が貸し出される。 ブレーキ発言どころかエスカレート?

総務大臣が「ふるさと納税」の特典にブレーキをかけたばかりだが、豊田市は、新年度から、納税で1万円以上の寄付をした人に対する特典として、トヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」を無料で貸し出すことになった。 同市は今年1月に公用車としてミライを1台…

北帰行  春はそこまで

「けふからは日本の雁ぞ楽に寝よ」 一茶 はるか北方から海を渡ってきた雁の群れに、一茶は優しい眼差しで「お前たちは日本の雁だよ。ゆっくり休めよ」と、労いの思いを句に込めた。 山陰地方では宍道湖や中海などに毎年、約4万羽のマガンなどのカモ類が渡来…

時代遅れのシアワセ

情報の洪水ですね。 ひとは体験することなくネットを彷徨し、物事を語り、判断する。 手足で働くことを忘れつつある。 本を読むことなく、ネット検索でコトをすませる。 速さや便利さが、文化と錯覚する。 もしかして、時代遅れが新しい生き方になるかもしれ…

漂泊者 

時間を惜しまず、ゆっくりと、ものやことに付き合っていく。 肩肘を張らない暮らし。 余計なものはそぎ落として、生命の根っこ、美を追い求める。 画家の堀文子さんは、「90年も生きていると、知らないことばかり増えて大変」と、面白がっておられる。 慣…

光と影のうつろい

暮らしていれば、失敗したり、たたかれたり、何かがある。 そんなとき、寄り添うひとの支えがいちばん必要になる。 元気なときには気づかないけれど、支えるほうも、支えらほうもお互いのありがたさが身に染みる。 そして、喪ってみると、その存在の大きさが…

ふるさと納税特典に節度? あおりは政府なのに

総務大臣が、「ふるさと納税制度」の特典競争の行き過ぎをたしなめた。 おかしいな。政府は、地方創生の目玉策として制度を拡充する手はずなのに。「節度ある対応」と大臣は言うが、煽っているのは政府だろう。 自治体は、どしどし、知恵をしぼって国民のた…

男女関係でスキャンダルを起こした著名人は、信用できるか

著名人の不倫が、後を絶ちませんね。 有名税と割り切るのか。 刑事事件にはならないような男女関係のスキャンダルの当事者が、どうなっているかということです。 不倫スキャンダルが散々追及された政治家が、表舞台に立ち、堂々と国民にメッセージを発してい…

身の丈っていい

無理して強くなろうと思うことなんかない。 一番にならなきゃ駄目とか、頑張れとか。 そんなことはどうでもいい。 勝ったとか負けたとか、順番がどうだとか、そんなことに命削るよりも・・・生きているだけでいい。 身の丈といういい言葉がある。