むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

迷っていたら、やる

現場では解決できないことを、学生と一緒に学ぶ。 役立つかどうかは、わからない。 今やらなければ後悔すると決め、自費で通学する。 あちこち散歩して教室に入る。 落ち着く。 叱咤された。 自分の知らないことが知ることができる。 迷っていたら、とにかく…

志村ふくみさんの慈愛

季節のめぐり、一月のめぐり、一日のめぐり。 その一刻 一刻に、多彩な彩があり、音があり、匂いがあり、感じがあり、味がある。 黙って五感に聴き入って澄ましながら、朝を迎える。 新聞を読む。志村ふくみさんの言葉が目に飛び込む。 「小さな庵を心のより…

図書館が完備すると、本を買わない

いまや本を「作る」のは、わけない。しかし「売る」のは、容易ではない。難儀をする。 いくら良い本を作っても、売れなければゴミ同然である。出版をつづけることはできない。 ミニ販売のためのノウハウは、開発されていない。 ベストセラーのベルトコンベア…

バカなふりが安定する

「笑点」の中で、一番頭のいいのはあにさん(林家木久扇)ですね。 ひとって格好よく見せようとする人とダメですね。 馬鹿なふりしているひとは賢い。とはいえ、あにさんは世の中の流れもすべて把握していますね。

ニート支援はまだまだ微力 宮本みち子放送大学教授に聞く 【4】

-- 「こういう仕事もあるのか」と体験するのはあるかもしれないが、それだけではなくて社会全体も合わせてということですね。 宮本 仕事に就けるだけではなく、ふるさとの姿とかそういうものを実感を持って理解していくプロセスを含め、地元の中でどういう…

ホームページに中止の告知

3/13(金)ホワイトデー婚活のイベント中止について すごい!鳥取市婚活サポートセンターで開催を予定していましたホワイトデー婚活(男性公務員限定)は、イベント参加者が気持ちよく参加できないことが想定されるため、中止いたします。 参加を予定されて…

公務員って何様? 自治体主催の、しかも男性公務員限定限定婚活イベントを中止

男性の参加者を公務員限定とした婚活イベントが、中止になった。 ナント、主催が、自治体である。事業費は、補助金500万円。 「公平性に欠ける」といった批判が市民などから相次いだことを受けて、このイベントを中止した。 イベントは、自治体と民間企業…

やりたいことがみつかるかまではフリーター 宮本みち子放送大学教授に聞く 【3】

友だち親子のマイナスは、親が子どものレベルに下りてすり寄る --親がどんな仕事しているかも知らない、「このままずっといってかわいそうにな、満足したものではないだろうな」と子どもたちは見ていて、そういう子どもは自立心が低いというわけですね。 …

からっぽのからっぽ

大切なものだけをしまって、あとはからっぽにする。 いったんからっぽにしてみると、大切だと思えるものがわかってくるから、足していけばいい。 本当に大切なものはからっぽにしたつもりでも、必ずひっかかっている。

親しき仲のこだま

親しくなれば、互いにそれだけ自分の内部を見せ合うから、相手の立場を一段と大切にして、付き合いに節度をもたなければならない。 「親しき仲にも礼儀あり」ではなく、「親しき仲だからこそ礼儀あれ」ですね。 わがままや無作法をゆるし合うことが友情の深…

一生ものの引き出し

いろんな引き出しを持ったひとがいるですね。 「社会に貢献する」こと。「仲間がたくさんできる」ことも、豊かな暮らしにつながる。 「知識や経験が増える」ことも。 何かを表現する仕事をしていれば「賞をもらう」ことで、励みにもなろう。 引き出しは、成…

しれしれ

<しれしれ>って? 愛してやまない田辺聖子センセイから学んだことばです。 「寝込みを襲われても、不意を打たれても、動ずる色なく、というしたたかさ、それでは粗放なずぶとさか、というと、そうではなく、細くてしなやかながら勁(つよ)い」 (小さな蕾…

刻の襞

ひとり遊びができるひとって、田舎暮らしに向いていますね。 自由な時間と場所を与えられたときに、自分で何かやりたいことがあって、それができる。 そのときにはとくにやりたいことがなくても、考えてなにかをやることを見つけ、自分で自分の時間を潰せる。…

自立支援する子育てが急務 宮本みち子放送大学教授に聞く 【2】

30代前半の男性の4割は未婚 ーー 高校を終えるころは「早く一人前になれ」と言われました。“一人前”というのはどういったことなんでしょうか。当然、時代と共に概念は変わってきているんだろうと思いますが。 宮本 いろいろ言いだすとやっかいな話ですが…

蟻のフットワーク

前に進めなくて立ち止まるくらいなら、全力で後ろ向きに走ればいい。尻尾を巻いて逃げてしまえばいいのに。 どんな道にも行き止まりはある。 道の行き止まりに立っていることに気づかずに、前に進めないともがき続けるくらいなら、来た道をちょっとだけ戻っ…

回転ドア

心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。 急がなくても、ひとつしかないんだから。

五感はどこに行った

情報の洪水のなかで、ひとは体験することなく物事を語り、判断し、手足で働くことを忘れつつある。

家のちから

人間と家は似ている。明るい家もあれば、陰気な家もある。 外側は立派に見えても、内部は貧弱なのもある。 外からは魅力がきわめて乏しくても、内部は親しみやすくて暖かいものもある。

可能性のぷれぜんと

子どもが「チャレンジしてみたい」と言ってきたことは、できる限りこたえた。 「つまらない」から、「飽きた」から、「うまくできない」から、でやめさせることはしなかった。 「わがまま」を認めてしまい、次から次へと興味のあるものに移っていくだけでは…

崖っぷちの若者 宮本みち子・放送大学教授に聞く。【1】

就職しない、家を出ない、結婚しない――。「大人になれない若者」が減少しない。子育て、家族のあり方、教育、社会学の視点から新たな方向性を示唆する放送大学教授宮本みち子さん(社会学博士)に、打開策を伺った。 ーー 宮本先生は今、「若者たちは崖っぷ…

呼吸しあうココロ

100人に取材をすれば、100人分の責任感がのしかかる。 ルポは実名を使うから、相手と信頼関係を築かないといけません。一回目で話が噛み合わなかったら、また相手を訪ねて何度も話を聞く。 「私」の思い、悩みを入れた自分の視点をルポのなかに書かないと、…

梅干しひとつのシアワセ

おにぎりなのですから、たくさんのおかずはいりません。 梅干し一つだけ「真ん中」があれば、それで充分です。 シンプルな食事や服のほうが、美しい。 新しいものに飛びつかず、古いものに立ち返る。

七つの不思議

一方的に与えられるものだけが「問題」なのではない。 「問題」は、それぞれの人間がつくるべきものなのである。 テレビはなぜ見えるんだろう、と考えた子どもは、そのとき、見事にひとつの「問題」を自分でつくった。 自分で「問題」をつくり、考え、解くこ…

どっかで繋がっている

[ となりの人が何を言っているのか、何を考えているのかよくわからなくたって、別にいいじゃないか。 親や子どもと、とりあえず日本語が通じて、一緒に暮らせて、触れると温かくて、作ったご飯を食べてくれるなら、もうそれで十分でしょう。 ひとって、そう…

しあわせがいい?

しあわせを感じているときのほうが、リスクを冒すことも、他人と関わることも、拒絶や失敗を受けいれることも、積極的にできる。 反対に、しあわせだと感じていないときは、自己防衛に走り、自意識過剰になる。 なぜだろう。

求められる池田晶子さんの慧眼

何であれ、有名がもてはやされる時代だ。人気があるから有名なのではなく、有名だから人気がでる。おかしな時代だ。 こんなとき、交通整理をみごとにしてくれる哲学者がいた。46歳で早世した池田晶子さんである。 「有名になりたい欲」で、こういう。 「有…

いのちの儚さ

たった一度、数秒の射精で、親子関係は未来永劫約束される。 家族は時間を掛け、努力を重ね、時には自らを滅して培う。 その賜物も、たった一度、数秒のいさかいで、いとも簡単に崩壊してしまうことがある。

ユージン・スミスの後継 亀山亮 「戦場」

[ 久しぶりの本だ。 2001年の「PALESTINE」からずっと関心をよせている写真家だ。 この時期に『戦場』を出版した。 アフリカの紛争地を撮った写真集で土門拳賞を受賞した。カメラを向けるのは、相手と関係が築けてからという。 僻地医療に従事する医師を…

スゴイね。島の学校のチャレンジ

地方創生で、いまや、全国のトップランナーの島根県隠岐の島。 今度は、隠岐島前の学校の試みが本になった。 「未来を変えた島の学校 隠岐島前発 ふるさと再興への挑戦 」 岩波書店から発売になる。 過疎で廃校寸前の高校が,なぜ全国・海外からも志願者が集…

振り子さん

捨てる。 何を優先するか、ということになる。 今まであったものをなくすわけだから、リスクがいる。覚悟してその代わりに自分がやりたいものを試してみる。 結果として悪くなれば、元に戻るだけ。 試さなければ、なにも変わらない。