むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

おびただしく金色にひかりかがやく

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 山寺の本堂の前にたつ、大きないちょうの木。屹立する。枝を空に伸ばしている。明るくかがやかせている。

 おびただしく散りくる葉のなかから、姿のよい、色のきれいな葉をえらんでひろった。植物にはめずらしく精虫をもつ。雌雄別株で、雌株には風味のすぐれたぎんなんが実る。

 和尚さんに聞けば、「水分を豊かにふくみ、防火に役立つ」とされている。
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