むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

デモクラシーがふっとんでしまう

 騒動のときに、いつもおもう。デモクラシーが消え去るのは、どうしてだろう。

 「敵と共に共生する、反対者とともに統治する」というのがデモクラシー。公人たる者は反対者たちの意向も代弁して集団の利益を代表するのが仕事であって、自分の支持者の利益を代表するわけではない。

 いまや、デモクラシーというのは多数決のことだというシンプルな理解が支配的になった。

 内田樹先生から、まなぶ。