むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2019-11-15から1日間の記事一覧

きわだつ純白

いちだんと冷え込んだ今朝。4度だった。冬がちかい。昼すぎになると、陽光が降り注いできた。 急いで洗たくをする。合間に裏庭に出てみると、サザンカが咲き誇っていた。純白。やわらかな花びら。しなだれ落ちそうで、そっと差しのべてしまいそうになる。粉…

安堵する「じか」の声

だれしも、幸せになりたくて、安心したくて、愛し、愛されたくて、受け入れられたいと願っている。 必死にもがく。 いかように本心であれ、恥ずかしくてなかなか言いだせず悶々としていても、キチンと眼を見て伝えなければ、届かない。 声が「じか」に触れ、…

朝のひととき、自分と向き合いたい

季節のめぐり、一月のめぐり、一日のめぐり。その一刻、一刻に多彩な彩がある。音があり、匂いがあり、感じがある。 黙って五感に聴き入って澄ましながら、朝を迎える。 「小さな庵を心のよりどころに、世の天災に思いを巡らせた鴨長明のように、一日に五分…