むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

安堵する「じか」の声

 だれしも、幸せになりたくて、安心したくて、愛し、愛されたくて、受け入れられたいと願っている。

 必死にもがく。

 いかように本心であれ、恥ずかしくてなかなか言いだせず悶々としていても、キチンと眼を見て伝えなければ、届かない。

 声が「じか」に触れ、眼の前のあることが、一番安心する。コミュニケーションでは、「じか」こそ、もっとも大切な呼吸である。子どもは「じか」の世界で生きている、所以である。