むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

川には老後はないのか?

 自然の川は生きている、という。

 私の住む集落の川は、20年まえから魚が棲息しなくなった。源流のちかい、のに。イワナは子どものときに眺めたきりである。川は生きているか。もはや、機能をはたしていない気がする。ただ流れているだけ。そんな気がする。

 川には老後はないのか。そんな気さえする。