むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

モノがない倖せ

 ここ3年、肌着は買ったことがない。Tシャツを2着ほど新調するぐらい。とにかくグンゼが気に入っている。丈夫で長もち。洗たくしても、肌着なのにかたくずれしない。

 ワイシャツも、無印で、たまに買うごらい。「衣」がその程度。「住」も、傷んだところは自分でリフォームする。のこる「食」。一日、1000円におさめたい。新鮮な魚を毎日、食べたいので300円ほどオーバーする。外食はめったにしない。しようにも、クルマで20分走らなければ、食べるところにありつけない。

 いうならば、限界集落での暮らしの「倖せ」である。

 ぼくみたいな貧困といおうか、ビンボウーな暮らしをしているせいで、モノが売れないのだろう。