むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

おかしいと思ったことこそ言う

 40数年前、師・むのたけじから言われた。「人づきあいで大切なことは、これはおかしいと思ったらハッキリ言うことだ」と。友だち、恋人、仕事であっても、言いにくいことであっても口に出す。非難や否定ではなく、相手を生かすことである。一生つきあっていきたいから、気まずいこともハッキリとしていきたいからだ。

 エネルギーがいることで、愛情がなければできない。正直に対話する。お互いを尊重することにもつながる。

 大切なひとこそ、「違う」と思ったら正直に言ってきた。師の箴言は間違っていなかった。