むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

ほんのり甘い柿の皮茶をつくってみました

 今季一番の冷え込みとなった。日中でも8度。吊し柿にした西条柿の皮を干していたが、この寒さでカチンカチンとなった。ヨシッと、柿の皮茶をつくってみた。

 いたって簡単である。ミキサーで砕いて、炒るだけ。お茶パックにいれて試飲したところ、ほんのり甘くて紅茶に似た味がする。

 今度は、生姜をスライスして乾燥させて、砕いて生姜茶をやってみよう。

見る、聞く、話す機能を断ち切って土のある暮らしにひたる

 節約すると、暮らしがかるくなる。
 新聞を購読しなくなって、4年たつ。不便はかんじない。テレビのBSを中止した。それまでテレビは、さしてみるほうではなかったので、どうってことはない。

 ひと月に3万はつかっていた本も、やめた。買いだめている本を再読できて、楽しさのほうが増えた。スマホも、ガラケイに戻した。家電は、10年前にやめている。

 こうみると、見る、聞く、話す機能を断ち切ったかんじがする。余分なものを削ぎ落としスリムな生活に戻った。身軽だ。

 これらに費やしていた時間を、今度は、菜園で手足を動かすほうにスライドした。汗をかき、腰をまげ、しゃがみ、適度な運動になる。なによりもお日さまの恩恵に浴することが倖せである。土のあるよろこびにひたっている。



 

ブログで気づき、ぐうたら生活を改善

 ブログを読むことは、気づきになる。ためになる。きれいな下駄箱の写真をみると、そそくさと立ち上がって、整とんをする。ピカピカのトイレをみるや、磨いてみたりする。

 観葉植物が、リンと飾ってあれば、わざわざ買い求める。いらない下着は、おもいって処分する。

 気づいたら、すぐ動く暮らしの知恵袋になっている。ぐうたらな生活には、ブログっていいものです。

「決めきれない」

 「侍ジャパンが上回っているのがプロとしての経験値と地の利だとすれば、米国が勝っていたのは相手の情報量だろう。」

 中日スポーツの評である。僅差で負けたアメリカ戦。わが国の団体球技が国際試合をする時、おおかたの「JAPAN]がおちいる共通点が露呈した。

 新聞記者のころ団体球技を担当していた。当時から変わっていないな、というのが感想だ。中盤まではせり合うが、土壇場で「決めきれない」のだ。男女バレー、バスケもそうだ。バレーの場合は、セッターという厄介なポジションがあるので、なおさら難しい。その要因は、かならずといってほど、ブレーキになる選手がいることだ。「日替わりヒーロー」が出ればいいが、国際大会クラスでは不可能である。

 「信は万物のもとを成す」。

ときをためる暮らし

 今月がはじまって13日たった。ずっと朝寝坊している。独り生活のだらしなさだ。

 ふぃと、「ときをためる」という言葉に引き寄せられた。はじめて、見る。老いてからの暮らしには、欠かせない。よく見守る。よく気づく。よくほめる。よくみつめる。よくわらう。よく手間をかける。

  自分の手足を動かす暮らし。

里山から「故郷」が消滅! トンボ、カエル、ウサギが減り、イノシシ、シカが増える

 田んぼ道を歩いていて、トンボやチョウを見かけなくなった。どこもかな、といつも思っていた。

 日本自然保護協会というところが、それを裏づける調査報告書をだした。「里山にいるチョウやゲンジボタルヘイケボタルなどの数が2008~17年に大幅に減った」。特に「チョウ類は調査対象の約4割が、国が絶滅危惧種と判断する基準を上回る減少率だった」。驚きは、ハシブトガラスヒヨドリノウサギヤマアカガエルも減っている。

 逆にアライグマなどの外来種やイノシシ、ニホンジカは数や分布域を増やしていた。

 童謡「故郷」の面影が、消滅してしまった。

 

見上げれば皇帝ダリア

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 日中、冷え込んだ。散歩するが、気分が晴れない。おじさんの畑を通ると、鮮やかな皇帝ダリアが、威厳をみせる。丹精こめている。

 どこまで大輪に、咲き誇るのだろうか。みごとなコントラスである。