むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

雪のなかには虫や菌がまじっている

雪降りも、そろそろ小康になる時季だろうか? テレビで時折、子どもが雪をなめる場面に出くわす。あれだけは、絶対にやめてもらいたい。口に中で雪をとかすには熱をもやし、かえって喉が渇く原因になり、体力も消耗することになる。 それと、雪のなかには虫…

農協もいよいよ、民営化になるのか?

全国のJAスーパーが閉鎖に追い込まれれいる。赤字だから、閉鎖との短絡な考えである。 先にみえるのは、いよいよ民営化の動きだろう。遅かれ、そうなるだろう。

わずか5日の労働で30万って?

蔵の瓦が、すこしおかしかったので、工事したところ、ナント30万円もかかった。 それも一日がたった半日である。いくらなんでも無茶苦茶な金額である。「足もとを見られた」とはこのことである。 職人仕事ではない。ザツ。瓦のコーテイングはそっちのけで、…

ヒントは、本当に回帰にあるのか?

回帰ブームだそうですね。 田舎回帰。江戸回帰。ふるさと回帰。田園回帰。伝統回帰。 今を生きるヒントは、近代以前にあるという。そんなに簡単ではないだろう。崩れた資本主義社会を立て直すのか、それとも脱成長社会を目指すのか。これまでの常識がまった…

師むのたけじが生きていたなら?

大きなコトが起こるたびに、いつも思うことがある。 師のむのたけじなら、どのように考察をして、解決策を見いだすのだろう、かと。社会批評家だっただけに、いつも、その示唆には洞察があった。 現在の思想家なら内山節さんが、その一人であろう。

山村まで移動販売まで来てと、言えない

山村に住んで不思議なことがある。移動販売で、わざわざ日用品、食料を持ってきてくれるのに、買おうとしないのか。不思議である。 循環型の消費を知らないのだろうか? もし、移動販売も来てくれなくなったら、どうするのか。自分の首は自分でしめることに…

全国のJA販売店が、不採算店を閉鎖へ

JAの販売店が、全国で閉鎖に追い込まれるケースが相次いでいる。企業努力をしてきたのか。いぶかる声が大きい。 特に、山村にあるJAスーパーは、住民にとっては死活にかかわる。テコ入れはあるのか。

川には老後はないのか?

自然の川は生きている、という。 私の住む集落の川は、20年まえから魚が棲息しなくなった。源流のちかい、のに。イワナは子どものときに眺めたきりである。川は生きているか。もはや、機能をはたしていない気がする。ただ流れているだけ。そんな気がする。 …

なぜ、肥料を使ってまで野菜をつくるのか、不思議だ

自力で野菜を作って不思議なのは、高い肥料を買ってまで、栽培するのか、ということである。 ぼくは、肥料は一切やらない。すべて生ごみである。そもそも、土壌が痩せるから、野菜は自分のちからでは育つことができないのである。肥料がかかせなくなるわけで…

言葉は手仕事

言葉は手仕事である、ことを教えてもらったのは詩人の長田弘さんであった。 その都度、手仕事について考える。「民芸」という言葉がある。なぜか、ずっと民芸である。おかしい。民衆がつかっていた下手物から起因するのに、貴族の芸のようなきがする。 久野…

雪空におもう

じっと、じっと我慢のときを待つ。 これまでの仕事をふりかえって思うことは、自分の力なんて、ちっぽけなんですね。ひとの力が6割、運が3割、己がしたことは1割ぐらい、そんなものですね。 活かされて生きる、ことわざ、そのもの。でも、コツコツと小さな倖…

電気代は使わなくても1万円はかかる

電気代に含まれる燃料費調整額って、税金みたいなものですね。今月は8659円もかかっている。それにプラス基本料金が1650円もいることになる。合計すると、約1万円も、電気を使わなくても差し引かれていることになる。おかしなことがおきている。

情報のイメージ支配が起きている

ネットでタダで一次資料が手に入るようになって、情報のイメージ支配が起きている。おかしな傾向である。 端的なのは、みんなが言っていないことは、知らなくていい。みんなが「騒いでいる」ことしか問題だと思わない世情がそれである。 現場こそが教師、で…

あるじのいなくなった家は朽ちるのは早い

夕方、むらのなかを歩く。誰ひとり外に出ている村びとはいない。2年前、ホームに入って空き家になった家は、サクラの大きな枝が雪の重みでへし折れている。今春、花は咲くのだろうか。 大きな蔵は、瓦がへし折れて水がなかに浸透していそうだ。どこの家も不…

おかしなことが起きている。川に水がないんです

昨年の暮れから、河川に異変が起きている。水量がない。限界集落に住んでいるが、源流からして、そうである。大雪だから水はあるだろう、と思う。それは素人の考えである。 針葉樹ばかり植えているものだから、保水性がないのである。 これからどうなるのか…

センバツに、鳥取から「鳥取城北」決まる

春の選抜高校野球に、鳥取城北高校の出場が決まった。川口さん、能見さんの母校である。能見さんは、現役を引退して解説者となった。

大雪が降る

今朝は、小康状態の集落である。再度、今夕から雪マークとなった。 むらを歩くと、あるじがいなくなった家の瓦から雪がはいっている。朽ちるのは、時間の問題である。どうにかしたいが、進めない。

昭和50年に冷えて行く地球を予報していた根本順吉さん

今、気象庁にエース級の予報士がいない。昭和50年代には、根本順吉さんというひとがいました。 ズバリ、そのひとが、今日の冷える地球を予報していました。その本の名前が「冷えていく地球」です。

則武三雄の少年時代

則武三雄という詩人のことを新聞に書いた。少年時代の軌跡である。 これまでどこにも書いていないことを、たくさん書いた。書いたのには、書かせてくれたひとへの感謝しかない。 年譜も、これまでの違いをたくさん直した。

2020年の1月は雪を見なかった

1月に雪をみない景色は生まれてはじめて 歩く。歩く。景色だけをみる。むらびとが言う。「怖いねえ、この陽気。2月にどか雪かな」。逢うひとが異口同音に言う。 生まれて初めてかもしれない。1月に雪をみない景色。これは、2020年のブログである。今年は…

地球のバイオキャパシティ

かつて恐竜が絶滅したように、人類もバイオキャパシティのバランスを無視して身勝手な行動をとると、滅亡のストーリーを突き進むことになる。

小川国夫の本の秘話

小川国夫さんの『アポロンの島』は、500部刷ったが、8年間で一人の購読者しかいなかった。そのたった一人の島尾敏雄さんが激賞したことによって世の注目をひくようになった。

主を失った豪邸

また主を失った豪邸がでた。冬になると、こうして空き家がでる。 朽ち果てるのを待つだけである。いつしかか、ムラも亡ぶ。

歯抜けになる山村集落

今季の大雪で、近くに住む80歳代のおばあちゃん、老老介護をしていた仲良し夫婦が、病院に入ったり、お年寄りの施設に入った。もう家にはもどってこない。空き家となる。 山村は、こうして歯抜けとなっていく。

20センチ積もりました

午後2時、室温13℃、湿度70%。 1回目の雪かきをしました。昨夜から20センチ積もりました。まあまあです。

室温9.8度

午前10時55分。室内の気温9.8度、湿度56%。加湿器が稼動しています。 起きてから、まだ、外にでていません。雪かきは午後になりそう。慌てないです。

大雪予報は県ごとに言うようにしたらどうだろうか?

今季は、とにかく気温が低い。空気が痛い。 午後11時25分の室内は、13度、湿度48%である。エアコンは22度設定にしている。 明日、起きると、雪かきから一日がはじまる。 雪が本格的にふるのは、2月である。気象庁の最近の天気予報の出しかたの異…

自学することの大切さ。ネットから素材を取り込まない

なんでも学習資料である。なんでも学習資料にするために、体系が必要である。学習とは、自分の体系をつくることである。ネットから素材を導入しない。独学ともさほどかわらないような気がした。 「自」分で「学」ぶ 「自」由に「学」ぶ 「自」主的に「学」習…

藤沢周平さんから学ぶ書く姿勢

新聞記者稼業から離れて10年たつ。歴史の陰にいるひとを発掘する作業に手を染めている。取材して、高い本を買ってと、準備段階でお金がかかる。しろうとには、おおきな出費である。藤沢周平さんも、歴史小説を書くとき、そうした作業に惜しむなく時間とお…