むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

松葉ガニ漁、今日解禁

松葉ガニ漁の同乗取材をしたことがある。 4日間だけだったが、乗船してまるっと1日で、胃袋のなかのものをすべて吐き出すほど過酷だった。その船には、その後、記録者を同乗させていない。取材するほうも、取材させるほうも、リスクがともなうためである。…

地方の国立大学 統合に拍車かかる

名古屋大(名古屋市)と岐阜大(岐阜市)が大学法人の統合に向けた検討を始めているようだ。 これから、地方にある国立大学の統合に、拍車がかかる。東海地区の他の国立大学にも波及しそうだ。 「東海国立大学機構」(仮称)を設立して経営の効率化、教育研…

富山から広がる「地域共生ホーム」

老いて独り暮らしとなるひとが、増える時代となった。「共に」をめざしたひとははいま、施設で、共に、風船ゲームをする。それで「共に」運動は絶滅したかと思うと、そうともいいきれない。姿をかえていきようとする「共に」があるようだ。 そのひとつ。赤ん…

当たった!!フィギュアスケートの羽生選手の栄誉賞

2月16日に書いた下記の記事が、現実となりそうだ。 「右足の負傷からの復帰戦で、66年ぶりとなる五輪連覇をかける羽生結弦(23)の演技は、神業だった。 完璧な演技を見せ自己ベストの112・72点に迫る111・68点でトップに立った。 もし、金…

カーリング女子となでしこジャパン

冬季五輪が終わった。 カーリング女子は銅メダルをとった。マスメディアの騒ぎを見て思い出すのは、なでしこジャパンがW杯で優勝した時と、よく似ている。 あれから女子サッカーは、どうなったか。 カーリングのこれからを占ううえで、なでしこの経緯を検証…

風を聴く

本当に素晴らしいひとは、概して野にあって隠れ、学び、夢み、伝統をふまえ、しかも自分でないとできないこと、また自分ができるわずかなことを、本当の高く深い美しさを真剣に追及しているひとである。 なんと、野望に戯れるひとの多いことか。 無冠。

結婚ってなーに?

50歳までに一度も結婚したことがない人の割合を示す「生涯未婚率」は年々上昇している結果が出た。 国立社会保障・人口問題研究所では、2015年は男性23%、女性14%だった。50歳以上の男性のおよそ4人に1人、女性の7人に1人が「結婚せず」とい…

当確だね、羽生に国民栄誉賞

平昌五輪で金メダルに輝いた羽生結弦選手(フィギュアスケート男子)と小平奈緒選手(スピードスケート女子500メートル)に国民栄誉賞を授与する案が政府内で浮上している、とYahooNEWSが伝えている。 1977年創設の栄誉賞は「広く国民に敬愛され、…

羽生、金メダルなら国民栄誉賞ですかね?

右足の負傷からの復帰戦で、66年ぶりとなる五輪連覇をかける羽生結弦(23)の演技は、神業だった。 完璧な演技を見せ自己ベストの112・72点に迫る111・68点でトップに立った。 もし、金メダルなら国民栄誉賞ですかね。 安倍さんは、ほくそ笑ん…

ムラの行方

「人の空洞化」→「土地の空洞化」→「ムラの空洞化」→「ムラの消滅」 これを前から順に言い換えれば、「過疎化」→「耕作放棄(減反)」→「社会的空白地域化(集落機能の極小化)」→「人口空白地域(廃村)」となる。 これに対応してどういう政治行政が行なわ…

ちいさな可能性

できない理由を探すから、不可能に思える。できる理由を探していけば、不可能を可能にする方法が必ず見えてくる。 達成できないと思えてしまうのは、一つひとつの小さな目標を達成する速度が常識的だから。目標を達成するのにかける時間は、常識から計算して…

弱さの「強さ」

http://img07.shop-pro.jp/PA01030/532/product/70908718.jpg?20140221155340 文化人類学の辻信一さんのことばが忘れられない。 朝日新聞の「弱さの強さー成熟社会を生きる」で、こんなことを話しておられた。 「赤ん坊で生まれ、老いて死ぬ。人生の長期間に…

本多秋五と豊田市

本多秋五の”落ち穂拾い”をはじめて30年になろうか。先達の評論家のような確たる研究は、力量不足でおよばない。 名古屋タイムズでの新聞記者時代、いまは亡き木全円寿さん(同人雑誌『北斗』前主宰者)の「地元・挙母に残した本多資料を探せ」との指導で、…

岡村昭彦のシャッターeye

写真は、シャッター以前で決まるーーこの格言を遺したのは、岡村昭彦さんだった。 わかる。 写しだされた1枚。 わが心が華とする優しさ。 心象華譜。

大雪だった。ひと段落

記録的な豪雪となった。 大雪となって、ライフラインにも支障をきたしつつある。 集落を流れる側溝に雪を流しこむため、一気につまって、道路に水があふれてきた。 玄関先もかいても、かいても、おっつかない。

従軍記者松原岩五郎の覚悟

明治27年におきた日清戦争は、近代日本における初めての対外戦争だった。新聞社はこぞって従軍記者を派遣、速報をしのぎあった。 戦争の是非を問うのがメディアの役割だが、販売部数を伸ばして経営規模を成長させて「マスメディア」とするのも、戦争である…

木村伊兵衛さんの眼

ムダの効用がありそうだ。 わが国の近代写真史の最重要人物・木村伊兵衛さんは、ムダとわかっても出かけた。 冬の秋田。 手元も見えないほどの激しい吹雪にもかかわらず、撮影に出向く。 仕事ができないことではムダだが、たとえ撮れなくても、「自分を厳し…

木山捷平さんの心

木山捷平さんが「中央」から注目されるのは、50歳をすぎてからだ。本領発揮していた64歳のとしに、がんでなくなる。反骨をひめながら、飄々たるユーモアのある文章は心をうつ。 飄々淡々としているようにみえて、腰のすわった処世はできるものでない。安…

戦争をさめた眼で活写した松原岩五郎

明治27年におきた日清戦争は、近代日本における初めての対外戦争だった。新聞社はこぞって従軍記者を派遣、速報をしのぎあった。 戦争の是非を問うのがメディアの役割だが、販売部数を伸ばして経営規模を成長させて「マスメディア」とするのも、戦争である…

樋口一葉を師と仰いだ田中古代子

大正期に大阪朝日新聞懸賞小説で入選し、将来を嘱望された女流作家がいた。 田中古代子(1897-1935)で、非命にたおれた38年だった。 いつ、どこで、どのようにして文学に開眼したのかはしらない。 小説を書き、詩を書き、随筆を書き、そしてそれ…

むのたけじの遺言

『解放への十字路』から、むのの解くジャーナリズムを考える。 もともと、この題名は『解放』ではなく、『革命』だと、むのの奥さんから生前聴いたことがある。 ジャーナリズムの本来の任務は、歴史の記録者であり、証言者である。歴史の主体は民衆であるか…

7歳で逝った少女の詩

<こぼれるような 雨がふる 木のは と雨が なんだかはなしを するようだ 山もたんぼも雨ばかり びっしょりぬれて うれしそう (雨と木のは)> 詩情があふれでている。 7歳の幼齢の少女が、生み出した世界である。90年のときを経ても、問いかける。 少女…

探訪作家、松原岩五郎の名著を復刻

わが国のルポルタージュの礎をきずいた松原岩五郎。『征塵余禄』(明治29年2月19日)の復刻本を出版して16年もたつ。 松原研究の第一人者、山田博光先生の助言がなければ、機を逸するところだった。 先生から「松原の古書が大量に出た」との電話が入…

木全円寿と本多秋五

本多秋五の”落ち穂拾い”をはじめて三〇年になろうか。先達の評論家のような確たる研究は、力量不足でおよばない。名古屋タイムズでの新聞記者時代、いまは亡き木全円寿さん(同人雑誌『北斗』前主宰者)の「地元・挙母に残した本多資料を探せ」との指導で、…

むのたけじの箴言

40数年前、師・むのたけじさんから言われた。「人づきあいで大切なことは、これはおかしいと思ったらハッキリ言うことだ」と。友だち、恋人、仕事であっても、言いにくいことであっても口に出す。 このことは、非難や否定ではなく、相手を生かすことである…

黙して聴く

話しを聴くには、聴きじょうずに徹する。質問の言葉数を少なく、相手により多く語ってもらうことが、話しを聴く心得である。 黙して、話しを聴く。

嘘々しい「寄り添う」

はやり言葉になっている「寄り添う」。キレイすぎて、気恥しい。言うだけのがわの人には、使い心地がいい。聴くだけの人には、耳ざわりも悪くない。 言葉の甘さ、嘘々しさにきづかされる。 そばにいる、かたわらで待つ、ぐらいでいい。

排除社会をぶち壊し、異質での連帯社会を

いつになれば、日本から「村八分」がなくなるのか。異なるものを排除する社会をぶち壊し、異質での連帯が求められている。 平等ではなく、対等。対立を含みながら、一対になっていく発想の持ち方である。たいがい人間は、等しくなれない。理想だけを口先でい…

歯医者のストレス

20年ぶりに歯医者に通うようになって、自律神経が崩れた。虫歯の治療だ。生きながらえるために、治療することにした。1週間に1回。約30分ほどの治療だが、ストレスがたまる。1か月ほどして、偏重をきたした。食事がすすまない。だるさ、倦怠感に襲わ…

聞き手の妙味

大学を出て新聞記者になって、聞き手と話し手という仕事が確立した。 40歳で、組織を離れた。一平卒になった。肩書きがなくなった。 フリー編集者。 誰も見向きもしないと思いきや、独立経営になって26年たつが、仕事のやり方はまったく変わらない。 聞…